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林を背にした畑で作業するトラクター
林を​背に​した畑と​トラクター。​何も​起きなければ​翌年、​麺や​味噌などの​加工品に​なって​自宅へ届く。

JOURNAL 03 / 農家の備蓄

備蓄した​小麦と​大豆は、​翌年どうなる? 麺や​味噌に​なって​食卓に​還るまで

読了目安 約5分 農家の​備蓄プロジェクト

SUMMARY

農家に​預けた​1年分の​小麦と​大豆は、​何も​起きなければ​翌年、​麺や​味噌などの​加工品に​なって​自宅に​届きます。​掛け捨てにならない​仕組みと、​届いた​あとの​食卓での​使い方、​家の​ローリングストックとの​分担を、​会員規約の​言葉で​確かめながら​紹介します。

先に​答え:​何もなければ、​翌年、​麺や​味噌に​なって届く

「農家の​備蓄」に​申し込むと、​あなたの​家族の​ぶんの​小麦と​大豆を、​松橋農場が​畑で​育て、​収穫の​あと​低温庫で​1年間預かります。

では、​その​1年に​何も​起きなかったら?

答えは、​会員規約に​書いてあります。

平時に​おいて​備蓄食料の​引き出しが​行われなかった​場合、​当社は、​これを​掛け捨てと​せず、​会員に​対し次の​返礼品を​提供する。——農家の​備蓄 会員規約 第9条

個人の​豆・麦プランなら、​翌年、​約20,000円相当の​加工品​(麺類、​味噌など)が​自宅に​届きます。​家庭の​備蓄と​して、​約3か​月分が​目安です。​お米まで​備える​米豆麦プラン​(いまは​満員)は、​これに​玄米30kgが​加わります。

預けたぶんが、​食べられる​形に​なって​還ってくる。​会費は​掛け捨てにならない。​これが、​この​記事で​いちばん伝えたい​ことです。

畑から​食卓まで、​1年をたどる

青空の下、畝に並んで伸びる芽
青空の​下、​畝に​芽が並ぶ。

「翌年」までに、​預けた​小麦と​大豆は​どこで​何を​しているのか。​順に​たどってみます。

春、​あなたのぶんの種まき

種まきは​5〜6月。​会費は​種まきの前、​4月末までに​振り込みます​(4月末に​半額、​11月末に​残りの​2回払いも​選べます)。​あなたの​申し込みが​先に​あるから、​農家は​その年、​あなたのぶんの​畑を​計画できます。​種は​100%国産です。

夏と​秋、​収穫して​低温庫へ

袋に入った大豆
袋に​入った​大豆。​搬入の​目安は、​小麦が​8月、​大豆が​11月。

収穫した​小麦と​大豆は、​自宅には​送られてきません。​農場が​指定する​倉庫の​低温庫へ​運ばれ、​品質を​保ちながら​保管されます。​搬入の​目安は、​小麦が​8月、​大豆が​11月です。

ここからの​1年間、​それは​「あなたの​名義の​備え」です。​地震や​長い​停電、​物流が​止まった​ときなど、​規約に​定められた​条件の​ときには、​供給が​難しくなる​前に​登録した​メールアドレスへ​連絡が​届き、​備えていた​分を​全量引き取れます。

そして​翌年、​台所で​そのまま​使える形で

何も​起きずに​1年が​すぎたら、​備蓄した​小麦と​大豆は​加工品に​なって、​翌年、​自宅に​届きます。​届くのは、​麺や​味噌など、​そのまま​食卓に​出せる​形です。

届いた​あとの​「食べ方」:これも、​ローリングストック

家庭で​備蓄を​続ける​やり方と​して、​ふだん​食べる​ものを​少し​多めに​買い、​食べた​分だけ​買い足す​「ローリングストック」が​あります。​難しいのは、​在庫を​数えて、​期限を​見て、​買い足しつづけること。

農家の​備蓄では、​育てる・預かる・​入れ替えるを​農家の​側が​引き受けます。​会員規約でも、​平時の​返礼品は​「平時の​ローリングストック」と​呼ばれています。

家庭に​残る​役目は、​ひとつだけ。​届いたら、​ふだんの​食事で​食べる​ことです。

非常用と​して​仕舞い​込まない

届いた​麺や​味噌を​「もしもの​とき用」と​決めて​棚の​奥にしまうと、​家庭の​備蓄が​続かなかった​ときと​同じことが​起きます。​おすすめは、​いつもの​乾麺の​場所、​いつもの​味噌の​場所に、​そのまま​混ぜてしまう​こと。​平日の​昼にゆでる。​毎朝の​味噌汁に​使う。​それで、​翌年また​新しい​ぶんが​届きます。

家に​置く​備えとの分担

これで、​家の​備えが​すべて​要らなくなるわけでは​ありません。​水や、​火を​使わずに​すぐ​食べられる​ものは、​これまで​どおり手の​届く​場所に。​いちばん場所と​手間が​かかる​主食の​ぶんを、​農家に​任せる。​そんな​分担です。

2年目からは、​備蓄その​ものが​加工品のかたちに

もう​ひとつ、​規約に​書かれている​ことがあります。​「2年目以降は、​麺類・味噌・玄米等の​加工品と​しての​備蓄に​移行する」​(第3条)。

1年目は、​畑で​育てた​小麦と​大豆を​低温庫で​備える。​2年目からは、​その​備えが、​そのまま​食べられる​形に​変わっていく。​備蓄が​「粒」から​「食卓の​形」に​近づいていく、と​読むことができます。

そして、​備えの​中身は​毎年知らされます。​契約を​更新する​とき、​農場は​その年の​備蓄状況と​収穫実績を​会員に​報告します​(第11条)。​会費が​何に​使われたかも、​年度ごとの​事業報告で​開示されます​(第4条)。​預けたまま、​見えなくなる​ことは​ありません。

続ける​ときに、​知って​おきたいこと

ハウスの中で話す代表 松橋泰尋
代表・松橋泰尋。​更新の​とき、​その年の​備蓄状況と​収穫実績を​会員に​報告する。

翌年も​続けるなら、​知っておいて​ほしい​ことが​4つあります。

  • 入会金は​初回だけ。​2年目以降は​年会費​(豆・麦​プラン 50,000円・​税抜)だけで​続けられます。
  • 契約は​1年ごとの​自動更新。​翌年は​続けない​場合、​その年の​12月末までに​申し出ます。​翌年の​畑の​計画を​確定する​ための​決まりです。
  • 天候で​収穫が​減った年は、​全国の​連携農家からの​代わりの​供給か、​翌年の​数量で​調整します。​返礼品の​内容と​数量も、​収穫の​状況に​よって​年度ごとに​見直される​ことがあります。
  • 口数は​家族の​人数ぶん。​1口が​1人の​1年分です。​家族が​増えた年は、​口数を​増やして​申し込めます。

もう​ひとつ。​これは、​農家と​食べる​人が​協力して​食べものを​備える、​会員の​仕組みです​(第12条)。​掛け捨てにならな​いのは、​預けた​小麦と​大豆が、​食べものと​して​還ってくるからです。

「うちの​ぶん」が、​食卓に還る

朝の​味噌汁を​出しながら、​「この​味噌、​去年うちの​ぶんに​育てて​もらった​大豆なんだって」と​話す。​子どもは​半分聞いていないかも​しれません。​それでも、​備えが​台所に​あって、​毎日すこしずつ​食べられていく。

備蓄を、がんばって​続ける​ものから、​任せて、​食べて、​つづく​ものへ。​翌年の​食卓まで、​たどってみました。

農家の​備蓄に​ついて、​もっと知る

仕組み・プラン・​よく​ある​質問を​読む/家族の​人数ぶんの​口数で​申し込む。​お支払いは​受付後の​ご案内から。

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