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麦畑に立つ松橋農場の三世代と子牛
北海道・十勝の​更別村。​1930年から​四代つづく​松橋農場。

JOURNAL 01 / 農家の備蓄

食料備蓄を、​農家に​任せると​いう選択

読了目安 約4分 農家の​備蓄プロジェクト

SUMMARY

家の​食料備蓄が​続かないのは、​手間も​置き場所も​家庭だけで​抱えているから。​北海道・十勝の​松橋農場は、​あなたの​家族の​1年分の​小麦と​大豆を​畑で​育てて​預かり、​何もなければ​翌年、​麺や​味噌に​して​食卓へ​届けます。​その​仕組みと​費用を、​やさしく​紹介します。

備蓄が​続かないのは、​手間が​多いから

棚の​奥から​出てきた​缶詰の​期限が、​去年で​切れていた。​水の​箱が​玄関の​場所を​とっている。​子どもが​大きくなって、​わが​家に​必要な​量が​もう​わからない。

そんな​経験は、​きっと​めずらしく​ありません。

ふだん​食べる​ものを​少し​多めに​買い、​食べた​分だけ​買い足していく​「ローリングストック」は、​よく​できた方法です。​ただ、​在庫を​数えて、​期限を​見て、​買い足す。​これを​何年も​続けるのは、​仕事や​子育ての​合間には​なかなかの​手間です。​置き場所も​限られています。

続かないのは、​気持ちが​足りないからでは​ありません。​家庭だけで​引き受けるには、​やる​ことが​多いのです。

「育てて、​預かる」​ところから​農家に任せる

更別村の畑で種まきをするトラクター
種まきは​5〜6月。​会員の​ぶんの​小麦と​大豆を、​畑から​始める。

北海道・十勝の​更別村で、​1930年から​四代つづく​松橋農場は、​この​手間を​農家が​引き受ける​仕組みを​つくりました。​「農家の​備蓄​プロジェクト」です。

買い​置きを​棚に​積むのではなく、​あなたの​家族の​ぶんの​小麦と​大豆を、​農家が​畑で​育てる​ところから​始めます。

仕組みは​4つの​ステップ

  1. 会員に​なる:1人の​1年分を​目安に​した​量​(小麦30kgと​大豆9kg)の​生産と​備蓄を、​種まきの​前に​農家へ​任せます。
  2. 育てる:小麦と​大豆は​肥料も​農薬も​使わずに​育てます。​種は​100%国産です。
  3. 預かる:収穫の​あと、​低温庫で​品質を​保ちながら​1年間保管します。
  4. 食卓へ​還る:何も​起きなければ、​翌年、​麺や​味噌などの​加工品に​なって​自宅に​届きます。
小麦と大豆を育てる畑 実をつけた大豆
小麦と​大豆を​育てる​畑と、​実を​つけた​大豆。​1口は、​小麦30kgと​大豆9kg。

何も​起きなかった年は、​麺や​味噌に​なって届く

届く​加工品は​約2万円相当。​家庭の​備蓄と​して​約3か​月分が​目安です。​食べながら​備える、と​いう​意味では、​これも​ローリングストックです。​数えるのも​買い足すのも、​農家の​側で​やっています。

乾麺と豆が並んだ加工品
何も​起きなければ、​翌年、​麺や​味噌などの​加工品に​なって​自宅に届く。
夕食の​うどんを​すすりながら、​「これ、​うちの​ぶんの​小麦なんだって」と​子どもに​話す。​備えが、​食卓の​会話に​なります。

もしもの​ときは、​会員に​優先して全量を

地震や​台風、​長い​停電、​物流が​止まった​ときなど、​備蓄を​引き出せる​条件は​会員規約に​書かれています。​その​とき農場は​外への​新しい​販売を​止め、​会員への​供給を​最優先にします。​預けた​分は、​全量を​引き取れます。

家の​棚で​備えるのと、​どこが違う?

置き場所が​いらない

1人あたり​小麦30kgと​大豆9kg。​家族4人なら、​その​4倍です。​家に​置こうと​すると​大仕事ですが、​農場の​低温庫なら​場所の​心配が​ありません。

期限の​管理が​いらない

毎年新しく​育て、​前の​年の​ぶんは​加工品に​して​届ける。​入れ替えは​仕組みの​中に​入っています。​「気づいたら​切れていた」が​起きません。

だれが、​どう​育て​たかがわかる

育てるのは、​顔と​名前の​わかる​農家です。​畑の​ようすは、​農場の​Instagramでも​見られます。

家に​置く​備えを​やめる、と​いう​話では​ありません。​水や​す​ぐ​食べられる​ものは、​これまで​どおり手の​届く​場所に。​そのうえで、​いちばん場所と​手間が​かかる​主食の​備えを、​農家に​預ける。​そんな​分担の​考え方です。

費用と、​申し込む前に​知って​おきたいこと

100%国産の種
種は​100%国産。​毎年まいて、​毎年収穫する。

個人向けの​「豆・麦プラン」は、​年50,000円​(税抜)。​1日あたりに​すると​137円です。​1口が​1人の​1年分で、​家族の​人数ぶん​申し込めます。​初回だけ​入会金10,000円が​かかり、​農場の​井戸づくり、​つまり​会員みんなの​水の​確保に​使われます。

お米まで​備える​「米豆麦プラン」​(年70,000円・​税抜)は、​いまは​満員です。​次の​受付は、​優先案内に​登録した​方から​順に​お知らせが​届きます。

申し込む前に、​知っておいて​ほしい​ことが​4つあります。

  • 支払いは​銀行振込。​一括なら​4月末まで。​4月末に​半額、​11月末に​残りの​2回払いも​選べます。​種まき前に​準備を​整える​ための​決まりです。
  • 申し込みから​8日以内なら、​全額が​戻ります。​それ以降は​種まきと​生産が​始まる​ため、​年度の​途中で​やめて​返金を​受ける​ことは​原則できません。
  • 契約は​1年ごとの​自動更新。​翌年は​続けない​場合、​その年の​12月末までに​申し出ます。​翌年の​畑の​計画を​決める​ためです。
  • 天候で​収穫が​減った年は、​全国の​連携農家からの​代わりの​供給か、​翌年の​精算で​調整します。

もう​ひとつ。​松橋農場は​この​仕組みを​「保険のような、​食べものの​備え」と​呼んでいますが、​これは​たとえです。​会員規約にも、​保険商品や​投資商品ではないと​書かれています。​農家と​食べる​人が​協力して​備える、​会員の​仕組みです。

備える​ことが、​農家を​支える​ことになる

畑を背にした代表・松橋泰尋
代表取締役・​松橋泰尋。​受け継いだ農場を、​堂々と​子ども​たちに​渡したい。

会員が​種まきの​前に​1年分を​任せてくれるから、​農家は​安心して​育てつづけられます。​備える​人が、​つくる​人を​支える。​つくる​人が、​備える​人を​守る。​お互いさまの​仕組みです。

代表の​松橋泰尋さんは、​5人の​子どもの父です。​受け継いだ農場を、​堂々と​子ども​たちに​渡したい。​その​思いが、​この​仕組みの​出発点に​あります。

わが​家の​備えが、​十勝の​畑を​次の​世代へつなぐ力に​もなる。​備蓄を​「がんばって​続ける​もの」から​「任せて、​食べて、​つづく​もの」へ。​そんな​選び方も、​あります。

農家の​備蓄に​ついて、​もっと知る

仕組み・プラン・​よく​ある​質問/口数を​選んで​申し込む​(個人 豆・麦​プラン 受付中・​お支払いは​受付後の​ご案内から)

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