「農家の備蓄」は、いつ申し込み、いつ支払い、いつ何が届くのか。サイトで口数を選ぶところから、4月末の入金、5〜6月の種まき、8月と11月の搬入、翌年の加工品のお届け、12月末の更新まで。会員の1年を、月ごとにまとめました。
「仕組みはわかった。でも、いつ何が起きて、いつお金を払って、いつ何が届くの?」
申し込みを迷っている方から、いちばん多い疑問はこれだと思います。この記事は、その答えだけを書きます。会員の1年を、月ごとに追っていきます。
仕組みそのものは、前の記事「食料備蓄を、農家に任せるという選択」に書きました。
先に、1年をひと目で
| 月 | 畑で起きること | 会員がすること | 届くもの |
|---|---|---|---|
| 申し込みのとき | 翌年の作付けを計画 | サイトで口数を選び、公式ショップのカートで注文 | 農場からのメール(請求額と振込先) |
| 4月末日まで | 種まきの準備 | 会費を振込(一括、または半額)。入金確認で会員登録 | 会員登録の連絡と、備蓄場所の案内(メール) |
| 5〜6月 | 種まき | とくになし。畑のようすはInstagramで | — |
| 8月 | 小麦の収穫、備蓄庫へ搬入 | — | — |
| 11月 | 米・大豆の収穫、備蓄庫へ搬入 | 分割払いの方は残額を振込(11月末日) | — |
| 12月末日 | 翌年の作付け計画を確定 | 翌年は続けない場合、退会を申し出。申し出がなければ自動更新 | 更新にあたって、その年の備蓄状況と収穫実績の報告 |
| 年末 | — | — | 法人:松橋和牛ギフト(社員1人あたり1万円相当) |
| 翌年 | 次の年の種まきへ | — | 個人:麺・味噌など約2万円相当の加工品が自宅へ |
表は横にスクロールできます →
ここから、ひとつずつ見ていきます。
1. 申し込む:サイトで口数を選ぶところから
手順は4つ
- 口数を選ぶ。オンラインショップでプランを選び、口数を入れます。1口が1人の1年分(小麦30kgと大豆9kg)。個人はご家族の人数ぶん、法人は社員数ぶんです。
- 公式ショップのカートで注文する。「カートに入れる」を押すと、松橋農場の公式ショップ(外部サイトで見た目が変わります)のカートが開きます。お届け先などを入力して、注文します。
- 農場からメールが届く。請求額と振込先、入会金の扱いが書かれています。
- 振り込む。農場が入金を確認した時点で、会員登録となります。備蓄場所は防犯のため、入金確認のあとにメールで案内されます。
申し込みをもって、会員規約に同意したものとみなされます。注文の前に一度目を通しておくと安心です。
かかるお金
価格はすべて税抜で、消費税は別途かかります。
- 個人 豆・麦プラン:年50,000円(1口)。初回だけ入会金10,000円がかかり、初年度は1口あたり60,000円です。入会金は農場の井戸づくりに使われ、2年目以降はかかりません。
- 法人 豆麦プラン:社員1人あたり年36,000円。法人 米豆麦プラン:社員1人あたり年54,000円。入会金は1法人10,000円で、初回だけです。
- 個人 米豆麦プラン(年70,000円)は、いまは満員です。次の受付は、優先案内に登録した方から順に連絡が届きます。
申し込みから8日以内なら、全額が戻る
注文のあと「やっぱりやめたい」と思ったら、申し込みから8日以内であれば、入会金を含む全額が返金されます。それを過ぎると、会費は畑の生産費に使われるため、年度の途中でやめて返金を受けることは原則できません。
2. 支払う:期日は4月末日。分割なら11月末日にもう一度
支払いは銀行振込です(振込手数料はご負担ください)。振込の名義が会員本人と違うときは、先に農場へ連絡します。
期日と回数は、会員の区分で決まっています。
| 区分 | 一括払い | 分割払い |
|---|---|---|
| 個人会員 | 4月末日までに全額 | 4月末日に半額、11月末日に残額 |
| 法人会員(5口以下) | 4月末日までに全額 | (一括払いのみ) |
| 法人会員(5口以上) | (分割払いを原則とする) | 4月末日に半額、11月末日に残額 |
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4月末という期日は、種まきの前に畑の準備を整えるための決まりです。期日までに入金が確認できないと、種まきの計画に影響するため、申し込みが無効になることがあります。区分の境目にあたる口数で迷うときや、請求書払いを希望する法人の方は、注文の前にお問い合わせください。
3. 育つ、しまう:種まきから搬入まで、会員は待つだけ
入金が確認されると、農場は生産と備蓄の手続きを始めます。5〜6月、会員のぶんの小麦と大豆の種がまかれます。種は100%国産です。
この間、会員がすることはとくにありません。畑のようすは、農場のInstagramで見られます。
秋、備蓄庫へ
収穫した作物は、会員へ直接送られるのではなく、備蓄庫に運ばれます。搬入の目安は、小麦が8月、米と大豆が11月。提携農家と提携倉庫の低温庫で、一般の流通基準以上の管理のもとで保管されます。備蓄は入金確認の翌月以降、会員の住まいに近い拠点から順に始まります。
天候不順などで収穫が基準を下回った年は、全国の連携農家からの代わりの供給か、翌年度の数量の調整で対応します。会員規約には、こう書かれています。
会員は、CSAの理念に基づき、生産にかかるリスクを提携農家と共有するものとする。(会員規約 第8条)
備える人と、つくる人が、同じ側に立つ。この仕組みの根っこです。
4. 届く:年末の和牛ギフトと、翌年の加工品
何も起きなかった年、備えは掛け捨てになりません。
- 個人 豆・麦プラン:翌年、麺類や味噌など20,000円相当の加工品が自宅に届きます。米豆麦プランは、これに玄米30kgが加わります。
- 法人 豆麦プラン:年末に、社員1人あたり10,000円相当の松橋和牛ギフトが届きます。残った備蓄は、翌年、加工品として提供されます。米豆麦プランは、これに玄米10kgが会社宛てに加わります。
届くものの内容と数量は、その年の収穫状況によって見直されることがあります。
もしものときは
備蓄を引き出せる条件は、会員規約の第6条に決められています。震度6弱以上の地震、48時間以上の物流の遮断、72時間以上の広域停電などです。そのときは、登録したメールアドレスに農場から連絡が入り、備蓄は原則として全量をまとめて引き渡されます。受け渡しは、提携倉庫が近くの法人会員の事業所などへ配送する方法で、会員が備蓄拠点まで取りに行く方式ではありません。農場は、会員への供給を最優先にし、外への新しい販売を止めます。
5. 続ける、やめる:12月末日がひとつの区切り
契約は1年ごとで、自動更新です。翌年は続けない場合、その年の12月末日までに退会を申し出ます。申し出がないと更新となり、次の年の会費が発生します。翌年の作付け計画を確定させるための区切りです。
更新にあたっては、農場からその年の備蓄状況と収穫実績の報告があります。会費が何に使われたかも、毎年度の事業報告で会員に開示されます。
申し込む前に、もう一度だけ
- 申し込みは、サイトで口数を選ぶ → 公式ショップのカートで注文 → 農場からのメール → 振込、の順。入金確認で会員登録です。
- 支払いは銀行振込。期日は4月末日、分割は11月末日に残額。法人は口数で一括か分割かが決まります。
- 申し込みから8日以内なら全額返金。それ以降の年度途中の退会・返金は原則できません。
- 続けない場合は12月末日までに申し出。申し出がなければ自動更新です。
「いつ、何が」がわかれば、あとは口数を決めるだけです。1口が、1人の1年分。ご家族の顔を思い浮かべながら、数えてみてください。